やりたくないリストを考えよう|ママノバライター

みなさん、初めまして。EMiです。
ママになってもママだけで終わらない人生にあこがれ、ママノバライターにチャレンジしています。よろしくお願いします!
突然ですがみなさんは、毎日寝る前にどんな気持ちでベッドに入りますか?
仕事や育児、家事に追われて「毎日、完全燃焼で考えているひまもない…」という方も多いのではないでしょうか。
以前の私は、“毎日全力”で必死にルーチン作業をこなし、夜には電池の切れた機械のように力尽きてしまう日々でした。翌朝、目が覚めるとまるで昨日のことがデジャブかのような1日が始まる。そんな毎日で1番むなしく感じたのは、「今日も一生懸命がんばっていたはずなのに、成果を感じられない」と思う自分がいることでした。
しかし今は手ごたえのある日々を過ごせています!ルーチン作業で終わっていた数年前とは違い、現在はワーママ業に加えて大学へ通い始めたり、小学校の受験を控えた子どものサポートをしたりー。新たなことにも挑戦しています。
今も“毎日全力”は変わりませんが、ルーチン作業に疲れ切っていた私がプラスαのことをこなせるようになったわけをご紹介します。これまでのことを振り返りつつ、何をして、どんな変化があったのか。数回にコラムにわたってシェアできればと思っています。
今回ご紹介するのは「やりたくないことはやらないと決める選択」についてです。
まず、みなさんは1日25時間あったら、余った1時間で何をしたいと思いますか?
これは以前、タイムマネジメントの講座を受講した際、1番最初に質問されたものです。
ちなみに私は「勉強や読書をする時間が欲しい」「とにかく自分のことだけに使う1時間を確保したい」と書きました。
みなさんは何を思いついたでしょうか。「今よりもプラス1時間ある」と考えたらワクワクしませか?
当時の私は「1日24時間じゃ足りない」と思っていましたし、どうにかして時間の余白をつくりたいと思っていました。しかし講座では、「1日が何時間になろうとも、“今”のままで過ごしていたら増えた時間もないのと同然」と言われたんです…。
では、どうしたら時間に余白をつくれるのでしょうか?
講師の方は
①1日のイベントを決める。
(やるべきこと・やりたいことなど、1日のうちにやっていることすべてを“イベント”と表現)
②「知らない間に過ぎていた」という時間を制限する。
(スマホを見ていたら1時間経っていたなど)
③急ぎではないけれど、大事な予定ほど優先する。
と話していました。
これを聞いた時、私は「なるほど、なるほど」と思ってすぐに実践することに。しかし、結果は1週間でギブアップでした…。
というのも、日々たくさんの“やるべきこと”がある中で1日の「イベント」を決めたことで「決めたからにはこなそう!」と思うようになってしまったんです。返って時間に追われるようになってしまい、1日がうまく回らなくなっていきました。
そこで次に、私が実践したのは「やりたくないことのリストアップ」でした。
みなさんは、毎日の生活の中で「やりたくないけれど、(私が)やらなければならない」と思うことはありませんか?
私の場合、毎日のそうじや洗濯、料理、名もなき家事と呼ばれるものなどです。何度も何度も「これは本当に今やらなければいけないこと?」「私がやらなければならないこと?」という自問自答をくり返すうちに、「絶対やらなければならないこと」は、案外少ないかもしれないという気持ちになったんです。そして「やらないと決めたら、徹底的にやらない!」と決めて、やりたくないことをリストアップしました。
特に、大きく変わったのは洗濯物です。今までは毎日洗っていましたが、週1回の洗濯に変えました。洗濯かごからあふれ出る洗濯物が目に入っても、見ないふりです(笑)。料理もホットクックを購入して予約調理を試みたり、週末は冷蔵庫の余り物のごはんで済ませたり、レトルト料理をうまく活用することにしました。以前は「おいしい麻婆豆腐を作るなら、たれは豆板醬から作らないと!」と思っていたほどなのですが、上記の方法でもおいしいごはんを食べられています!
このように日々の「○○ねばならない」という思い込みから、少しずつ自分を解放していきました。
そうすると今まで自分に課していたタスクが減って段々と心に余裕ができ始めました。結果として、自分自身に目を向ける時間が出てきたのです。
私にとって家事は「エンドレスな仕事」というイメージがあります。終わりを決めないといくらでもできるもの。だけどこれまではついつい時間をかけて徹底的にやろうとしていました。すべて完璧にできてこそよき妻、よき母と思い込んで自分に厳しくしていたのですが、今ではすべて私の思い込みだったと感じています。
みなさんも、自分の思い込みや固定観念で制限しているものはありませんか?
ぜひ1度「やりたくないこと」を書き出し、そして自分に問いかけてみてください。「今日はすべて家族に任せよう」とか「家事代行を使ってみよう」など、今すぐに実現するのは難しくても、そうなるようになっていく(仕向けていく)方法が思いつくと、時間の余白をつくり出すことにつながると思います。そしてこの積み重ねが、私の新たな挑戦の第1歩となりました。
また、この方法を試みてから夫の意識も少しずつ変わってきていて、以前は出てこなかったような「家事・育児は夫婦で協力しないとな成り立たないよな!」という言葉をかけてくれるようになったんです!。
どのようにして夫が変わったのか気になる方もいるのではないかと思いますが、夫が変わるまでのことをご紹介する前に、次回は私の新たな挑戦でもある大学に通い始めることになったきっかけについてお伝えしたいと思います。
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本コラムはママノバライターの寄稿記事で、個人の体験談をベースとしたものとなっています。
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