知っておきたい!更年期ってなんだろう?|ママノバライター

コラム
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こんにちは!ママノバライターのemi3です。
12歳の双子と6歳の小学生を育てています。

「更年期」と聞くと、みなさんはどのようなことを思い浮かべますか?「更年期=閉経のイメージ」「なんだかしんどそう、老化の始まり?」など、このようなことをイメージする方もいるのではないでしょうか。

「まだまだ先のことだから、自分には関係ない」と思われる方もいるかもしれませんが、私自身は、母が更年期の症状で苦労していたことを覚えていて、そのころの母の年齢に近づくにつれて、更年期について知っておきたいと思うようになりました。そこで先日、「更年期とバランスボールエクササイズ講座」という講座を受講しました。

実際に更年期の症状が見られる人、さらには、日常生活に支障をきたすほどの更年期の症状が見られる人は、どれぐらいいると思いますか?講師の方のお話によると、なんと、それぞれ女性の約70%、約30%に見られるそうです。こう聞くと更年期は他人ごとではなく、将来の自分のためにも知っておきたいと思うのではないでしょうか?

これから自分に、どのような更年期の症状が表れるのかは分かりませんが、知識を持っておくことで、更年期とうまくつき合っていけるのではないかと思っています!

そこで今回は、講座で学んだ内容の一部を紹介します。

①更年期とは?
更年期とは、医学的には「女性における生殖期(性成熟期)と非生殖期の移行期間であり、卵巣機能が衰退し始め消失する時期にあたる」とされています。

期間は閉経前後のそれぞれ5年間のあわせて10年間。女性の閉経の平均年齢が50歳であることから、45歳から55歳ぐらいに更年期を迎える方が多いのだとか。

(※)参考サイト
更年期障害|公益財団法人 日本産婦人科学会(https://www.jsog.or.jp/
更年期障害とは?|医療検索サイト Medical Note(https://medicalnote.jp/

ちょうど医学的に更年期と言われる年齢は、子どもの思春期や親の介護と重なる場合も多く、周囲の変化に気を取られて自分の体調の変化を見逃したり、おざなりになってしまうことも多い時期だそうです。

また、いつからが更年期なのか、はっきりと分からないことも多く、
「最近疲れやすいし、、肌の調子もよくないな」など、ちょっとしたことが「実は、更年期の症状だった」ということもあるそうです。

②体の中ではどんなことが起こるのでしょうか?
〈卵巣機能の低下〉
更年期や閉経が近づくと卵巣機能の低下により、月経の周期の乱れや経血量の変化、不正出血などをくり返しながら、やがて閉経を迎えるそうです。

〈女性ホルモン分泌の低下〉
女性ホルモンには、このような役割があります。
・排卵を促す
・肌や爪などの潤いやハリを保つ
・骨密度を保つ
・コレステロールを調整して動脈硬化を防ぐ
・記憶力を高める、精神を安定させる

女性は閉経後に骨粗しょう症になりやすいと聞いたことがありますが、それは女性ホルモンが骨の代謝に密接にかかわっているからということ。

また、女性ホルモンには「コレステロールを調整して動脈硬化を防ぐ」役割もあり、閉経後にコレステロールが増えやすくなることを今回の講座で初めて知りました。コレステロールは女性ホルモンをつくる材料の1つでもあり、女性ホルモンの分泌が減ることでコレステロール過多になりやすいそうです。

更年期の症状に悩んでいた母も、骨密度が下がったり、コレステロールを抑える薬を飲んでいると話していました。

ところで、みなさんは「イライラする」「やる気が出ない、気持ちが不安定」など、このような更年期の話を聞いたことはありませんか?
実際に、更年期はホルモン分泌の変動が大きいため、自律神経が乱れやすくなり、このような症状も出てくるそうです。

そこで、講座で学んだ「自律神経」についても紹介します。

③自律神経とは?

たとえば呼吸をしたり、心臓を動かすことなど、自分の意思とは関係なく、体の機能をコントロールしているのが「自律神経」です。自律神経が乱れることで身体が疲れやすくなったり、寝つきが悪くなったり、イライラしやすくなったりー。さまざまな症状が表れるそうです。
 
また、自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つがシーソーのようにバランスを取りながら調整しています。しかし、更年期にホルモン分泌の変動が大きくなることで、この自律神経のバランスが乱れてしまうそうです。

それでは、私たちは更年期に対して、何か対処できることはないのでしょうか?

更年期の症状が見られれば、医療機関を受診して治療薬を処方してもらったり、食事やサプリメントなどの栄養面から治療していく方法もあると思います。

しかし、もっと手軽に、すぐにでも始められる方法があるそうです。それは有酸素運動です!

④なぜ有酸素運動がいいかというと?
有酸素運動をすることで、交感神経と副交感神経を切り替えやすくなり、自律神経が整えられ、更年期を迎えた時に、症状をやわらげたり、イライラを抑えることにつなげられるそうです!

加えて、何年先もお子さんと一緒に元気に過ごすためにも、自分やパートナーが年を重ねても元気で人生を楽しむためにも、有酸素運動はとてもいい方法だと教わりました。

これからお子さんは、どんどん体力をつけていきますが、親である私たちの体力は放っておけば落ちていく一方…。有酸素運動は、体力をつけていくためにも効果的な運動なんです。

有酸素運動には、エアロビクスやウォーキング、水泳など、いろいろな運動がありますが、今回受講したバランスボールエクササイズもその1つ。激しい動きではありませんが、やり終えたときには心地のいい疲労感を覚え、運動したんだなぁと実感しました。体幹が鍛えられ、姿勢もよくなるそうですよ。そして、家庭で手軽にできるので私たち子育て中のママにもぴったりな運動法だと思いました。

いかがでしたでしょうか。更年期についてネガティブにとらえるだけでなく、知識を持つことでライフステージのひとつとしてとらえるきっかけになればうれしいです。

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本コラムはママノバライターの寄稿記事で、個人の体験談をベースとしたものとなっています。
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