大学生を始めてから直面した、困ったことと変化したことについて|ママノバライター

コラム
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みなさん、こんにちは。EMiです。

前回の記事「“楽しそうなグチがイイ!”を追求してみよう」では、夫との会話から、会社員と大学生を兼業することになったきっかけをご紹介しました。

そうして新しいことへの挑戦が始まったのですが、最初のうちは思うように学業がはかどらず、なかなか軌道に乗りませんでした。そこで今回は、「こんなはずじゃなかった!」と感じたことをどのように変えて、今までの生活に新しいルーチンワークを取り入れていったのか、「勉強を始めてよかった!」と思うことを振り返りつつご紹介したいと思います。

■「ここがうまくいかない!」と悩んだことベスト3

3位:時間管理(家事と勉強の両立)
私は会社員なので、1日の中で絶対に変えられないのが「就業時間」です。そのため、それ以外の時間をどのように使うかのか、考えていく必要がありますが、染みついた生活スタイルを変えるのは難しく…。「明日から勉強しよう!」と先延ばしにしてしまい、大学の課題に取りかかるまでに、数カ月を要してしまうこともありました。

【解決策】
①24時間&7日間の生活を記録すること。
何に、どのくらいの時間をかけているのかを把握するため、毎日の生活を記録することにしました。すると、隙間時間を見つけやすくなり、やりたいことにその時間をあてられるようになって。勉強だけではなく、今までは無理だと思っていたピアノの習い事も、週に1回、30分間のレッスンを会社帰りに通えるようになりました。
今、取得を目指している保育士と幼稚園教諭の資格のためにも、ピアノの練習は必要なものでしたが、「自分も習い事を始めることができるんだ」と感動しました。

②やらないことを決めて、徹底的に「やらない」を貫く!
毎日の生活を記録し始めてから「何かを終わらせなければ、何かを始める時間はつくれない」とつよく思うようになりました。
そこで、「絶対やらないといけないこと」「やっておいたほうがいいこと」「やらなくても困らないこと(回数を減らしてもいいことや、まとめてやればいいことを含みます)」を書き出し、やらないと決めたことは徹底的にやらないようにしました。。
※詳しくは、記事「やりたくないリストを考えよう」に記載しています。

2位:通信大学の制度や手順など、全体を把握できない
個人的に、これは思わぬ落とし穴と感じるようなできごとでした。入学手続きが完了し、大学から学習の手引きやシラバス、システム登録の冊子などなど…、1年分の履修科目の教材とともに、手続きに必要な冊子がどっさり送られてきました。膨大な情報量を前に、何から手をつければよいのか、どのように学習を進めればよいのかも分からず、頭はフリーズ状態になってしまいました。

【解決策】
①見えないものは、「見える化」をする。
分からないことは、リスト化することにしました。
たとえば、全学部対象のマニュアル本については、必要のない情報をそぎ落とし、自分にとって必要な情報だけを集めたマニュアルにしました。また、学習に必要な送付状には、あらかじめテンプレートを作り、宛名ラベルを作成するなど、簡易化できるものはするようにしました。

②決まっているスケジュールは、手帳に書き出す。
レポートの提出日やテストのエントリー期間、テスト受験日、大学登校日(通信大学でも対面授業を必須とするものがあるため)など、あらかじめ年間スケジュールとして決まっているものは、すべて書き出しました。スケジュールを書き出し、年間スケジュール⇒月案⇒週案⇒日案と細分化することによって「いつまでに、何をしないといけないのか」を明確にできました。
1位:モチベーションのキープ
高いモチベーションを維持できるかは、大学に通い始める前から懸念していたことでした。やりたいと思って始めたことですが「始めてしまえば、何とかなるんじゃないか」という甘い気持ちもあって。実際に、毎日「やる気、満々!」という状態を保つのは難しいことでした。加えて、自分の体調もですが、家族の予定や体調に左右され、計画していたことができない日もありました。やろうと思っていたことができないとイライラがたまってしまい、ついつい口調や態度が悪くなってしまうことも。

【解決策】
①完璧を求め過ぎない。
課題レポートと科目テストは、S・A・B・C・DランクのうちCまでが合格ラインです。私は性格上「SやAを目指して勉強しなければいけない」と考えていましたが、それだと苦しくなってしまこともあって。周りの人たちから「すべてCでもいいから、どんどん進め!」と激励されたこともあり、完璧より前進することを目指すようにしてみました。
平日は、レポート作成のための情報のインプットや思いついた考えをメモすることだけにして、土日のどちらかを使ってレポートを書き上げるスタイルに変更。毎日まとまった時間を取って勉強することだけが学びではなく、少しでも何か目標のためにやっている、進んでいるという感覚が大切だと気がつきました。

②息抜きも入れる
勉強も大切ですが、私にとって1番大事なのは家族との時間です。
思いっ切り遊ぶ日を決めて、その日は勉強も何もかも忘れて楽しみます!そうすると「よし、またがんばろう!」という気持ちが湧いてきます。

大学に通い始めたころは行き詰ってしまうこともありましたが、ちょっとした工夫で「できないことなんてない!」と少しずつ自信を持てるようになりました。

最後に、勉強を始めてよかったことを記載してまとめたいと思います。


■勉強を始めてよかったことベスト3

3位:生活にメリハリができた
ついつい先延ばしにしてしまうような「また明日…」という気持ちが減り、「今のうちにやってしまおう!」というスイッチが入るようになりました。そして今までより、毎日が充実していると感じています。現役の大学生と同じ年齢に戻ったような、若い気持ちになっているのかもしれません。

2位:子育てに役立つ知識をたくさん学べた
今、取得を目指している保育士の資格は、子どもの成長や発達について学ぶので、子育てに役立つ知識をたくさん得ることができています。また、子育ての経験が学びとの相互作用を生み、より学びを深めてくれていると思っています。

そして今、子どもの小学校受験に向けた準備をしているのですが、大学で学んだ児童心理や、幼児の知識習得の方法を活かすことができています。加えて、小学校の仕組みや学級運営なども学んでいるため、学校見学の時には、これまでと違った視点で学校を見ることもできました。小学校受験に求められる生活力の鍛え方についても、幼児教育から得られる視点が多くあって、学びのタイミングも自分に合っていたように感じています。

1位:家族が協力してくれるようになった
今の挑戦を協力しながら応援してくれているのは、家族です。今まで私がやっていた保育園の送迎や家事も、今では夫が積極的に協力してくれています。また、週末にまとまった勉強時間を確保できるように、夫が子どもの習い事につき添ってくれたり、外に連れ出したりしてくれるようになりました。

特に、2週間の保育実習がある期間は、夫が私のシフトに合わせた生活スタイルにしてくれました。ほぼ夫に頼り切りの2週間になりましたが、私にとってうれしい気づきを与えてくれました。それは「EMiに限らず、世の中の主婦(夫)はこんなにも先のことを考えながら1日の予定を組み立てていかないといけないんだね」と言ったことです。いくつになっても、「実体験の学び」は大切なんだと気づくことができました。
毎日が試行錯誤で、軌道に乗るまでは大変でしたが、家族も一緒になってがんばってくれています。
大変なこともありますが、得られるものは想像以上にたくさんあります。ぜひ今、何か始めることに迷っている方がいらっしゃれば、1歩踏み出してほしいなと思います。

次回は、「朝活の進め」についてシェアできればと思います。


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本コラムはママノバライターの寄稿記事で、個人の体験談をベースとしたものとなっています。
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ワーママがキャリアの可能性を広げる場所「ママノバ」の会員で、仕事と家事・育児の両立に奮闘するママたちです。

みんなからのコメント

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  1. Min

    私自身も再度大学などで学び直すことに興味があったので、非常に勉強になりました。ありがとうございます!

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